中島綾美が、Yahoo特別企画「自殺防止キャンペーン」動画に挿絵を制作
3月は内閣府の自殺対策強化月間で、そのwebサイト内の動画の挿画制作に中島綾美さん(武蔵野美術大学3年生)が大抜擢されました。

中島綾美さんの作品を選んだ音楽プロデューサー
佐藤剛さんのお話

2015年11月17日,、ぼくは新しい才能と出会えるかもしれない、そんなかすかな期待を抱いて二子玉川RISEに出かけました。

そこの「iTSCOM STUDIO&HALL」では、会場をマルシェ(市場)にみたて
旬の音楽を中心に、フードやワークショップなど、 さまざまな人や企画によって
芸術と人と街が交流することを目指した「せたがやMUSIC マルシェ Special」
が開かれていたのです。

会場についてすぐにミュージックソムリエ協会の吉川さんに会ったので、

「いいアーティストはいましたか?」と訊ねました。

イラストレーターの永井博さんの作品を展示販売していた吉川さんは、

「一人だけ、気になる人が、、、」と控えめながらも自信のありそうな返答です。

ぼくはさっそく展示されていた作品を順に見ていって、ふたりのアーティストに好感をもちましたが、幸いにも吉川さんの推薦してくれた方の作品も入っていました。

そこからの展開は意外なもので、八犬堂のスタッフの方に気に入ったと話したところ、
すぐにご本人の中島綾美さんに紹介されたのです。そして立ち話をしていた時の落ちついた佇まい、 話す態度が真っ正直なところが気に入ったのが事の始まりとなりました。

内閣府から相談されていたキャンペーンにふさわしいアーティストなのではないか、
そんな直感が働いてその日の帰り際にもう一度、吉川さんと一緒に彼女を囲んで話してみて作品の目録を預かりました。

そして翌日にはアート・ディレクターの荒井博文さんに見てもらって、中島みゆきさんの
音楽との馴染み具合について話し合い、中島綾美さんのアートを念頭に置いて方向性を
固めることになったのです。 そこからぼくは音楽制作に携わり、アートについては
荒井さんが責任をもって進めて、およそ3ヶ月後に完成したというわけです。

やはり若いクリエーターたちの作品を見る機会を増やすこと、つまりは己の好奇心の
わくところに出かけて行って、具体的に作品に出会うことが絶対に必要 なんだと、
あらためて肝に命じる体験となりました。

中島綾美さんにもお話を伺いました

Q1.今回の「自殺防止キャンペーン」の挿画の依頼が来たときはどう感じましたか?

"驚きと喜び! きっかけは八犬堂さんの展示「せたがやmusicマルシェ」でした。
最終的に決まったということを八犬堂さんからの電話で知ったときは、うそまさか…!
という思いでした。
それと同時に、しっかりやらねばと自分を落ち着かせた記憶があります。"

Q2.制作中の苦労話などはございますか?

"年末が〆切だったのですが、その頃PCが故障していて叔父の家まで原画を持っていき
スキャンをしてもらいと…何回も何回も行き来をしていました。 深夜になりその帰りに「あー疲れたな…」とふと空を見上げた瞬間、流れ星がスッと見えたのです…!
まるで「お疲れさ〜ん」と言ってくれているかのように!
私にとっては特別な年末となりました。笑"

Q3.webが仕上がっていかがですか?その他感想などお聞かせください。

"この大きなキャンペーンの一部として参加できたことが実感でき、感動と感謝の気持ちでいっぱいになりました。 動画ならではの効果があったりと、自分の絵を動画で見る
新鮮さがあっておもしろかったです。
原案である内閣府の方の文章をもとに、たくさんの方と一つのものをつくり上げた、
えも言われぬ達成感がわたしを包み込みました。 このキャンペーンは企画・制作の方々、全国の自治体のインタビューを受けた方々など、「いのち」に関わるたくさんの思いが
こもったものとなっております。
少しでも多くの方々にこの思いが伝わりますよう願っております。
最後に、このお仕事のきっかけを与えてくださり、拙い私を支えてくださった関係者の
皆さまと、内閣府 ご担当の方、そしてキャンペーン動画を見てくださった皆様に
感謝申し上げます。 ありがとうございました。"



動画はこちらのウェブより→Yahoo 特別企画 "内閣府 自殺対策強化月間"



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